VRアニメ『猫が見えたら』ヴェネツィア映画祭にノミネート決定 / 他 - (Page.4)

和田淳監督は「今回、精神疾患だと母親や病院に決めつけられ、周りの環境に翻弄される少年を描くにあたり、そういう経験のない私は、ある種部外者として描くことになるのですが、常に意識していたのは、明日自分が同じ立場になるかもしれないということです」とコメント。

 石丸健二プロデューサーは「『猫が見えたら』というタイトルは、『幻視の猫が見えたら何が悪いのか?』という主人公の少年のセリフから取りました。この言葉の中に、私たちが取材で感じた精神医療の問題や難しさが込められています。この少年の物語を通じて、精神医療の課題を知るきっかけになれば幸いです」と語った。

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