(1) 泉ピン子&佐藤隆太がW主演!『声舞劇(せいぶげき)!終活を始めた途端、55歳の息子が帰ってきました』開幕!泉ピン子が「損はさせません」と太鼓判! - (Page.5)

佐藤が投げかける温度に応じて、毎回違うトーンで返ってくるという泉の芝居は、舞台上に生きた母親の存在を立ち上げていた。いくつになっても、息子への変わらぬ愛情を持ち続ける母の思いが、痛いほどに伝わってくる。

そんな泉が「息子、いいですよ」と太鼓判を押すのが佐藤だ。実家に突然帰ってきた達彦は、母にも妻にも素直に言葉を伝えられない、それでいて頑固な人物。彼が心情を言葉にして吐露する場面は少ないが、佐藤はセリフ以外の部分で達彦の人物像を雄弁に語る。その懐の深い芝居が、泉の芝居と混ざり合うことで作品の厚みとなっている。
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