ついに開幕、DAZZLE結成30周年記念公演『花ト囮 -露-』HANA to OTORI -arawa-は、世界をも席巻する異能が贈る、傑作人間ドラマの決定版~ゲネプロレポート到着! - (Page.5)

まず印象に残るのは、視覚的なインパクトだ。序盤で披露される「狐の嫁入り」からして幻想的で妖しい。舞台奥を上手から下手へと静かに進む花嫁行列は、あの世とこの世の境界を思わせる。霧の屋敷へたどり着いた兄が足を踏み入れる場面では、ダンサーたちが黒子のように障子を自在に操り、部屋が次々と姿を変えながら舞台空間が転換していく。さらに、狐、蝶、蜘蛛といった人ならざる存在の不気味なうごめきや、「血」を象徴的に見せる演出も忘れ難い。和傘や提灯などを手にした迫力ある群舞も含め、舞台美術や照明もフルに活かされ、それらがダンサーたちの踊りや所作と分かち難く結び付くことで、DAZZLEならではの世界観を生んでいる。

新着記事