本上まなみ「つらい状況を“ないもの”にしないで」 妻のため介護離職した夫の3年間に密着 - (Page.6)

専門家によれば、戦後日本の介護における“家族の役割”は「政府が財政難の際、“家族愛”を盾に本来社会全体で支えるべき福祉の負担を家庭に押し付ける」ことで形作られてきた。出口の見えない介護、経済的な不安、そして自身のがん発覚という困難に直面しながらも妻に寄り添い続ける康弘さんの約3年間を通して、家族の犠牲の上に成り立つ日本の介護と、その象徴ともいえる介護離職の現状について問いかける。

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