最初はモンスターペアレントという社会問題を含んだ会話劇かと思いきや、途中からサスペンス、謎解きのように話が転がっていくところが秀逸だ。小栗が等身大の現代人を舞台で演じることが新鮮で、存分にその魅力を発揮。初舞台の菊地はそうは思えない度胸の良さと演技力を存分に見せつけてくれた。平岩は珍しくおとなしめ、しかし複雑な役どころを見事に表現。相島は教頭として振り回され、振り回し、物語をダイナミックに広げてくれた。
ああ面白かった!だけではなく、現代の闇やほろ苦さも味わえる。演劇の原点、その醍醐味に立ち帰ることができる作品だ。