松田聖子が松任谷由実と10年ぶりにタッグ! 「大きな宝物をいただいたような気持ち」 - (Page.7)

そして気づけば、作曲家=呉田軽穂としてずいぶん多くの楽曲に携わることになった。彼女はどんなグルーヴも世界観もすぐに自分のものにしてしまうので、私はいつもスタジオで、複雑な小癪な気持ちにさせられた(それが松本さんのねらいでもあったのだろう)。でも「SWEET MEMORIES」を聴いたときには、あまりにも好くて、自分が関わっていない事をとても残念に思ったのを覚えている。当時は相当攻めたつもりの曲でも、松田聖子の表現力と人気は必ずナンバー1 ヒットにさせ、それらは日本人の耳を裾野から耕して行った。

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